November 21, 2006
不思議なものがわからない子供たち(1)
不思議なものがわからない子供たち(1)
私は小学校の教師をしています。
最近、生徒私たちの姿を見て、感じたことがあります。
人間には本来、「知りたい」という好奇心があります。
教育とは、その好奇心をまず最大限伸ぱすことから始まると
思います。
好奇心が広がると、自らの意思で学ぶようになります。
ところが、今の子供は、好奇心を出す時がない。
覚えることがたくさんありすぎるからです。
受験勉強がその際たるものです。
あれも知りたい、これも知りたい、という末に受験勉強が
あるのであればいいのですが、受験勉強のためにのみ勉強する
のであれば、それは楽しさよりも苦しみが先にたちます。
わが校の卒業生で中学校まで成績がトップクラスの生徒が
いました。
その生徒が進学高校に入学したところ、成績はビリの方でした。
一生懸命勉強したけれど上がらない。
そのうち、自信をなくしてうつ病になり、学校を辞めてしまいました。
受験勉強の悲劇の一つです。
現在は物覚えのいい生徒が評価される社会になっています。
自ら発想し、自ら疑問を持つ生徒は尊重されない。
私たちが子どもの頃は、何でも質問して先生を困らせていた
ものでした。
ところが、今の生徒は黙って聞いているだけ。
理科離れが深刻だといっていますが、そうさせたのは
大人たちだということに気づくべきだと思います。
