November 22, 2006

学校に怒鳴り込む親(1)

学校に怒鳴り込む親(1)

       
今年で私の高校教師生活も30年目を迎えた。

よく人から「30年の問で学校は変わったでしよう」と聞かれる。
確かに、学校を取り巷く環境はかなり変わった。

学校の教材や施設などはかなり良くなったと思う。
しかし、これは社会が発展すれぱ、それに合わせて環境が
良くなるのは当たり前で、当然のことといえる。

        
「学校は変わりましたか」という質問には、もっと内的な意味合いが
含まれているのだろう。

すなわち、「生徒や教師の質」、あるいは「学校を取り巻く
地域社会との関係」といった点を示していると思う。

「生徒』についてみると、私はこの30年間本質的には
変わっていないと思っている。


みな少年らしい純粋な目をしているし、部活を行っている子供たち
真剣に取り組んでいる。

そんな子供たちの姿を見ていると、昔も今も変わらないと実感する。

        
逆に、「保護者の質」は大きく変わった。
子どもに関することを「学校にぶつけてくる」。

七月は学校祭の季節だが、この期間は午後九時までには帰宅する
ように生徒に指導していた。


ところが、まだ帰宅していないのか、保護者から
「うちの息子が十一時にもなって帰ってこない。
学校は何を指導しているのか」と電話で怒鳴り込んでくる。

まるで学校を日頃の子どもへのうっぷんや不満のはけ□にしている
ような口調である。

        
普通であれば、「何年利組の○○の親です。
子どもがまだ帰宅していないのですが、何かあったのでしょうか」と
聞いてくるものだと思うが、名前も言わすに一方的に怒鳴り込んで
くるケースが目立つようになった。


この原因には、親と子どものコミュニケーション不足にある。

生徒には知らせてあるのだが、子どもが現に知らせていないのだ。
生徒の名前が分からないため、直接指導もできない。


全校集会のときに注意を促すだけだから、効力も低くなってしまう
というわけだ。




yoyonet at 09:01コメント(0)  この記事をクリップ!
教育の現場からのメッセージ 

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